スギ・国産アロマ
スギに含まれる成分とその効能
スギのエッセンシャルオイルは、葉・枝・幹から採取されており、「葉のみ」「葉と枝」「枝と幹」などどの部位から採取されるかは蒸留所によって異なります。
葉と幹の部位に含まれる主要な成分と期待できる効能を挙げてみますのでご参考ください。
- 葉:ユーデスモール(20%前後)、カジネン(15%前後)、セドロール(8%前後)
- 幹:αピネン(25%前後)、サビネン(7%前後)、カウレン(7%前後)、テルピネン‐4‐ol(6%前後)
特にスギの葉に特徴的であるセドロールに関しては、下記のような効果が期待できると考えられています。
- 催眠
- 鎮静(リラックス)
- 防虫
数日間眠りずらさを感じるときは、夕刻頃から杉の精油を活用し、入眠されてみるのもよいかもしれませんね。
「ヒノキ科のスギ」は香りもヒノキに似てる?
杉はヒノキ科の植物で、下の通り木の幹の外観もヒノキと似ており、言われないと気づかないほどです。
左がスギ・右がヒノキ
杉の幹の外観
ヒノキの幹の外観
一方杉とヒノキの葉を比べると、杉の葉のほうが尖った形をしているようです。
杉の葉
ヒノキの葉
杉とヒノキの香りを比べてみると、以下のようになります。
- 杉:やわらかで、清涼飲料水のようなさわやかさ
- ヒノキ:杉と比べるとどこか甘さがあって樹木の成分特有の重たくどっしりとした雰囲気がより増している
スギ精油でスギアレルギーは悪化しない?
私自身過去は「1年中何にでもアレルギー反応が出る」通年性アレルギーでした(くしゃみが止まらなくなるだけの症状)。
しかしスギの精油でアレルギー反応が出たことはありません。
花粉症の方でスギ精油を試してみたい方は医師に相談した上でスギ精油を試しに嗅いでみるといいかもしれませんね。
皮膚のかゆみのアレルギーを抑制する効果※があると報告されています。
出典:野茂信 スギ葉精油のアトピー性皮膚炎に起因する「かゆみ」抑制効果の検証